早起きしたいけどできないというのをアーユルヴェーダと薬膳の視点から考えてみる。〈薬膳編〉
おはようございます。
前回の記事で
アーユルヴェーダの視点からの
早起きについて書きました。
今日は薬膳の、というか中医学の
視点からの早起きについて
書いてみたいと思います。
アーユルヴェーダでは
ひとそれぞれ体質があるので、
早起きがそこまで苦もなく
できてしまうピッタ体質や
睡眠時間が長めに必要な
ヴァータ体質があるといいましたね。
まずは自分を知ることが大切です。
中医学でも呼び方は違っても
そのときのその人の
からだ、こころの状態を
「気」、「血」、「水」という
ことばを使って表します。
「気」はからだを動かすパワーの源、
「血」は全身に栄養を運ぶ、
「水」はからだをうるおす、と
それぞれからだをつくっている大事な要素です。
「気」が不足していることを「気虚」といいますが、
気虚だと疲れやすかったり、胃腸が弱かったり、
すぐに息が切れる、といった症状があります。
気虚の人はなかなか早起きは難しいですねぇ。
ゆっくり睡眠をとることが大事になってきます。
早起きできなくて
「あ~、わたしってだめだなぁ」と
自己嫌悪におちいっていたのが、
もしかしたら「気虚」の状態なのかもしれません。
薬膳ではそういった状態に対応することができます。
「気」が不足しているなら、おぎなってあげましょう。
「気」をおぎなう食材は
なつめや黒豆、はちみつ、穀類、いも類など。
糖質制限をしているかたも今は多いですが、
「気虚」のかたにはおすすめしないです。
健康法も自分に合ったものを選んでいきたいですね。
薬膳で食事に取り入れるのもよし、
薬膳茶ならお湯をそそいで蒸らすだけなので
もっと手軽に生活に取り入れることができます。
なつめと黒豆をカップにいれて、
お湯をそそいでしばらくおいて飲んでみましょう。
「気虚」の方にはおすすめです。
いろいろ用意できそうなら、
カモミールジャーマンやローズなどもあると
ガラスの器やポットに入れた時
きれいです。
お料理となると
すこしハードルがたかいですが、
薬膳茶だと取り入れやすいのがいいですね。
薬膳でからだを整えて、
生活も整えていきましょう。
あ、もちろん早起きのためには
まずは早寝からですよ。